看護部について
地域の課題に向き合い
来るべき未来へ備える
当院は一般病棟に加え、地域包括病床、療養病棟の機能を備えて、患者様の早期の社会復帰や在宅復帰を支援している地域密着型のケアミックス病院です。
高齢化が進み、病院完結型から地域完結型にシフトしていく政策がとられていますが、いつの時代にあっても、患者様やご家族の思いに寄り添い、真心のこもった看護・信頼される質の高い看護を提供することで、「外来」「病棟」「地域」へとつなぐ看護の実践に努めております。
ひとりひとりの
健康で安全な暮らしに寄り添って
看護師は医師をはじめ多くの専門職と協働しながら、チームで様々な健康レベルの方々を支援しています。そのため、知識や技術の習得、スキルアップが欠かせませんので、院内勉強会や院外研修に積極的に参加できる教育制度を整備しています。
また当院は、ワークライフバランスの充実を目指した人事制度の導入など、働きやすい職場環境づくりに努めております。
さらに、姫路愛和グループでは、スケールメリットの創出を図るため、老人保健施設、特別養護老人ホーム、訪問看護ステーションなどの拠点を設けて事業規模を拡大していますから、看護職員の活躍の場は大変広く、働きがいも十分です。 ぜひ一度、見学にお越し下さい。
看護部 目標
思いやりのある看護を実践する
- - 教育体制の充実を図る
- - チーム医療を推進する
コミュニケーションカを高める
- - 報告・連絡・相談をしっかり行う
- - 自己研鎖を行う
院内勉強会内容
- 解剖生理とフィジカルアセスメント
- 入院患者に多く見られる疾患と看護
- 医師による専門分野の講義
- スタッフが学びたい興味がある分野
外来
診療科は主に内科・外科・呼吸器・整形外科です。また、特殊外来として2019年2月からもの忘れ外来、2020年4月から禁煙外来を開設いたしました。内視鏡部門では、上部消化管内視鏡が年間約2,000件、下部消化管内視鏡が年間約100件の取り扱い実績があります。
一方、通院が困難な患者様には、医師と看護師が定期的に診療にお伺いし、計画的に治療・看護・健康管理などを行っております。
3階 一般病棟
一般病棟は、内科・外科・整形外科などの急性期疾患の治療や回復を目的とした病棟で、看護職員の配置基準を「13:1」としています。患者様の多くは、急性期病院からの転院のほかグループ施設や在宅からの入院です。内科系疾患や脳梗塞の後遺症、肺炎、心不全の患者様が多く、特にターミナル期の患者様には心のケアや家族支援を行っています。
また、地域連携の強化を図って、近隣のクリニックで整形外科の手術をされた患者様を受け入れし、早期に社会復帰できますようリハビリテーションの充実にも努めております。
4階 療養病棟
療養病棟は、急性期医療の治療を終えて症状が安定しても、引き続き医療必要度が高く(中心静脈栄養や酸素療法、喀痰吸引、気管切開、褥瘡など)療養が継続的に必要だと判断された患者様を対象にご利用いただく病棟です。看護配置基準は、「20:1」としています。
また、リハビリや退院に向けた準備が必要な患者様もおられますので、「多職種協働」で在宅復帰に向けた支援も行っています。「当院の療養病棟に入院してよかった」と患者様・ご家族様に思っていただけるよう一人一人を大切にした看護・介護を提供していきます。
リハビリテーション室について
不安を安心に
私たちも一生懸命そばで支えます
リハビリテーション室では脳卒中など脳血管疾患や骨折、呼吸器疾患、整形外科手術後、がんなど、多くの疾患に対し専門的なリハビリテーションをご提供いたします。身体機能を改善するための運動だけではなく、生活環境を考慮したリハビリやQOL向上を目指したリハビリ、ロコモティブシンドローム予防など様々な視点からアプローチを実施しています。
また、他職種との連携を重視し定期的なカンファレンスの開催や褥瘡患者のポジショニング検討会、栄養サポート会議などあらゆる分野に関わることで、多方面から患者様をサポートいたします。
職員数
- 理学療法士 9名
- 作業療法士 6名
- 言語聴覚士 2名
- リハビリ助手 1名
(2024年4月1日現在)
所属士会
- 一般社団法人 日本言語聴覚士協会
- 公益社団法人 日本理学療法士協会
- 公益社団法人 兵庫県理学療法士会
- 一般社団法人 日本作業療法士協会
- 一般社団法人 兵庫県作業療法士会
- 一般社団法人 日本作業行動学会
- 特定非営利法人 日本心臓リハビリテーション学会
- 一般社団法人 日本股関節学会
- 一般社団法人 日本医療マネジメント学会
資格
- 3学会合同呼吸療法認定士
- AMPS認定評価者
- 終末期ケア専門士
- 認知症ケア専門士
- がんのリハビリテーション研修会課程修了
- 地域ケア会議推進リーダー
- 介護予防推進リーダー
- 協会指定管理者(上級)
- 福祉住環境コーディネーター
- 認定理学療法士(管理・運営)
- フレイル対策推進マネージャー
- 認定作業療法士
地域活動実績
- 地域出前講座
理学療法
理学療法では、患者様の早期退院・社会復帰に向けて、「寝返る」「起き上がる」「座る」「立ち上がる」「歩く」などの基本動作練習を主に実施しています。
運動を通じて筋力強化や関節可動域の改善、動作の獲得、姿勢の改善を図る運動療法や、ホットパック、低周波などを用いた物理療法があり、患者様の状態に適した治療を実施します。動作を通して身体機能を評価し、必要に応じて福祉用具の選定も行います。
また、作業療法士との連携を通じて患者様の抱える課題や目標を共有し、それぞれの専門性を生かした最適なリハビリテーションの提供を目指しており、個々のスキルアップのため、勉強会や症例検討会なども積極的に行っています。
作業療法
作業療法では、患者様の主体的な生活の獲得を図るために、治療、指導、援助を行い、退院後の日常生活が円滑に行えるようにお手伝いします。具体的には身辺動作(食事・着替え・トイレ・入浴・整容など)、家事動作(買い物・調理・掃除など)、余暇活動(趣味など)といった生活に必要な動作を評価し、身体機能の改善を図りながら、個々の生活環境に合わせた動作練習を行います。
また、必要に応じて自助具の製作や福祉用具・家屋環境調整の提案、ご家族様への介助方法のご指導を行います。
治療機器紹介
総合治療用電気刺激装置 「G-TES(ジーテス)」 電気により主に腰から下の筋肉に刺激を与え、収縮を促すことで、緊張の緩和や筋力増強の効果が得られます。
電流の強さが調節できるので、心地よい刺激で筋肉をほぐしたり、しっかりとした刺激で筋肉を強化したりと、目的に応じた使い分けが可能です。
所属長挨拶
野口 昌宏
姫路愛和グループリハビリテーション室は姫路愛和病院・介護老人保健施設愛和ケアホーム・あいわ訪問看護ステーション・介護老人福祉施設あさなぎデイサービスの4部門に分かれており、急性期から生活期にかけて専門的なリハビリテーションを提供できるようにスタッフを配置しています。
病院部門は、医療理念である「①患者様への献身と奉仕」、「②医療の質の向上」、「③地域の皆様の健康な生活の支援」に努めています。このため患者様のニーズを考え行動できるように、お互いに切磋琢磨し、知識・技術を共有してみんなで成長できるよう日々、努力を重ねています。
職場はスタッフ間の仲が良く、明るく元気に真面目に働く職場であり、治療に対する相談や意見交換をしやすい環境です。スタッフは女性が多く子育てと仕事を両立できるようにワークライフバランス・働きやすい環境づくりを心がけています。
言語訓練室について
こども言語訓練室
こども言語訓練室では、子どもたちのことばやコミュニケーションの問題について、訓練や相談などを行っています。 「発音がはっきりしない」「コミュニケーションが取りづらい」「ことばの発達が遅れている」等に対して、言語聴覚士がことばの発達を促すサポートをします。
ことばの訓練を開始するにあたって大切な、お子様が「楽しい」と思って頂けるような言語訓練室を目指しております。子どもたちやご家族の心配や不安な気持ちに寄り添い、成功体験を持っていただき安心できる環境の中で支援できればと考えております。
教材の紹介
子どもたちのことばやコミュニケーションの発達状況、症状を把握し、それぞれの段階や症状に合わせた教材をご用意しております。
言語聴覚療法
脳血管疾患によることばの障害(失語症・構音障害など)や、その他の疾患によってコミュニケーションが難しくなった方々に対して言語聴覚士が評価、訓練、指導、援助などを行います。
飲んだり食べたりすることが難しくなる嚥下障害の方に対して、可能な限り「自分の口から食べること」を目指し、噛む力や飲み込む力の改善・維持を図るとともに、食事形態の調整や食べ方の指導などを行います。
言語訓練室への
お問い合わせ
- 言語訓練室は完全予約制になっております。
- お子様の発音や発達が気になる方は言語訓練室までお問い合わせください。
- 現在、言語訓練室は大変混み合っております。誠に申し訳ございませんが、新規受付は未就学児童に限らせて頂いております。
079-234-2117言語訓練室: 担当 礒田(イソダ)
受付時間
- 月~金 9:00-17:00
- 木・土 9:00-12:00